●iPodミュージック My play list
クリエーターのplay listには、どんな曲が入っているのだろう。一挙大公開!
第一回目は、東京をベースに活躍しているカメラマンS氏の「play list」をのぞいてみました。
テーマは「移動時間のくつろぎ」
仕事の現場から現場への移動でバタバタしているとき、運転中、マナーの悪いドライバーに不愉快な思いをしたとき、この曲を聴きながら、ゆるやかに、おだやかに気持ちを切り替えるそうです。
番号/曲名/ アーティスト/ アルバム名
1 Brisa /柏木広樹/ Sound Cocktail Taro Hakase〜SELECTION〜
イントロからして和み系なんです。BGMに鳥のさえずりなんか入っていて、チェロが自然に体に中にしみこんでいくという感じです。
2 Still Life/ 溝口肇/ Espace〜溝口肇best
アコーステックギターの軽いストロークにリズム楽器を重ね、いよいよチェロの登場。1~2へのつながりがとても優しくて気に入っています。
3 Offset Of Love/ 溝口肇/ Espace〜溝口肇best
ちょっと雰囲気を変えてボサノバチックな曲。それでもチェロが生きています。
4 パガニーニの主題による狂詩曲 /ラファエル・フォン・ブライドン/ Sound Cocktail Taro Hakase〜SELECTION〜
おなじみ「パガニーニの主題による狂詩曲」。一気に気分転換です。なんとなく盛り上がり感がカッコいい。
5 ニュー・シネマ・パラダイス/ 溝口肇 /Yours
名画「ニュー・シネマ・パラダイス」のリミックスバージョン。鼻歌が出てきそうです。
6 JIP/ 柏木広樹 /Sound Cocktail Taro Hakase〜SELECTION〜
ゆっくりしたイントロからチェロのアップテンポに。流れるような心地よさ。
7 スペインのセレナード(シャミナード) /Yo-Yo Ma/ CELLO FAVORITES
このアルバムが出たころ大阪の仕事が多く、北新地の日本料理店で、いつもBGMに流れていました。妙な思い出の曲。
8 O Amor Em Paz/ Yo-Yo Ma/ Obrigado Brazil
女性ヴォーカル付のYo-Yo Ma。この曲もボサノバです。
9 Brasileirinho /Yo-Yo Ma /Obrigado Brazil
アルバムタイトルらしい軽いブラジリアンサンバ調。でもやっぱりヨーヨーマらしい優しい曲。
10 遥かなる影 /溝口肇 /Yours
そしてラストは「遥かなる影」。中学生の頃、カーペンターズでよく聴いた懐かしの曲。チェロで聴くと余計に懐古的な気分になってしまいます。
このplay listは、チェロを主軸とした演奏で構成しています。クラシックの楽曲を正統派スタイルで演奏すると、重厚だったり悲哀に満ちていたりと、くつろぎから離れていくので、できるだけ軽めの曲、心地よい曲を中心に、集めています。ただし、ここちよさだけを追究すると、安っぽいイージーリスニング系の音になってしまう。力のある耳ざわりのいい演奏家だけに絞り込んで、安心して、心をあずけられる、簡単に言えば、「いい昼寝ができそう」をイメージしました。本当に寝てしまうと仕事になりませんので、「パガニーニの主題による狂詩曲」のような、軽くメロディーを頭の中で追いかけられる曲をまぜたり、「遥かなる影」のような、懐かしのスタンダード曲をはさんでいます。
1曲目と6曲目を演奏する柏木広樹氏といえば、映画「冷静と情熱のあいだ」に、チョイ役のチェリストとして出演していました。映画の挿入曲として、何度もリフレインで使われていたのでご覧になられた方は、ご記憶にあるかも。今回はその「冷静と情熱のあいだ」入れていませんが、あれもいい曲ですね。
溝口肇 yours-CD-
商品番号 VPCD-81518
税抜価格 2,381円 (税込 2,500 円) >
2.3.5.10曲目を演奏している溝口肇氏。この方も実は皆さんになじみの深い人で、知らず知らずのうちに溝口肇氏のチェロを聴いているなんてよくあります。たとえば、TV番組「世界の車窓から」の主題曲もそうなんです。"ピースライト"(日本タバコ) のCFを見て、ファンになった女性も多いとか。
■ヨーヨーマ CD【カンタービレ~ベスト・オブ・ヨーヨー・マ~】■
約4年ぶりとなったヨーヨー・マの日本企画ベストアルバム!2001年以降にリリースされた「ブラジル」「フランス作品集」「モリコーネ作品集」といった大ヒット・アルバムからの人気曲にくわえ、NHKスペシャル「新シルクロード」のテーマを収録!お得な1枚。
4.は、ラファエル=フォン=ブライドン演奏の、パガニーニの主題による狂詩曲(S.ラフマニノフ)。この曲だけチェロでなくピアノ主体の曲です。聴いていて気持ちがよくなる曲としてこのplay list入りを果たしています。さきほどの映画「冷静と情熱のあいだ」はサントラ盤とは別に、葉加瀬太郎が同じタイトルのアルバムを出しており、そこに挿入されていた曲です。葉加瀬氏とはよくユニットを組んで演奏活動を行っています。
やっぱりチェロはいいですねぇ。癒されますね。今度機会があったらオーボエ特集お願いします。
投稿情報: ty5577 | 2006年9 月 3日 (日) 19:02