突然、会社の上司からランチに誘われた。
最近怒られるようなことをしたか振り返ってみるが、何も思い浮かばない。
かといって褒められるようなことをした記憶もない。
頭のなかを最悪の妄想が飛び交う中、昼間から寿司屋へ入ることに。
・・・もしかして左遷?
もうどうにでもなれとばかりに開き直り、勧められた特上のトロをパクリ。
すると
「君、メカに詳しかったよね」
「孫が今度はじめの運動会なんで、ビデオに収めたいんだが、最近のは画質とか記録媒体とか、選ぶことが多すぎてさっぱりわからん。ちょっとわかりやすく説明してくれないか」
そういうことなら、おまかせください。(ほっ)
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
▼昼休みの残り 20分で理解できる
いまどきのビデオカメラ講座
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
1 主流はハイビジョンカメラ。
現在、家電店では
ハイビジョンカメラとノーマル画質のカメラが
売られています。
ノーマル画質のカメラはこれまであったものです。
ハイビジョンカメラは
テレビのハイビジョン規格に準拠したもの。
ノーマル画質にくらべてきれいな画質のカメラです。
ハイビジョンの名称は、
NHKが開発した高精細度テレビジョン
(High Definition television)というテクノロジーの略語です。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
2ハイビジョンとフルハイビジョンの違い
今売れ筋商品だけを対象にしていうと、
Panasonicや Victorがフルハイビジョン、
画素サイズ1920× 1080i テレビのデジタルハイビジョン放送と同じ規格のものです。
▼パナソニック デジタルハイビジョンビデオカメラ HDC-SD5
●手の中サイズのフルハイビジョン
SDカード採用により、持ち運びに便利な優れたコンパクトボディを実現。
●高精細フルハイビジョン
水平1920×垂直1080で記録。肌の質感から髪の毛一本までを、きめ細かく表現します。
▼ビクター フルハイビジョンEverio GZ-HD7
●光学手ぶれ補正機能
画質の劣化が少ないシフトレンズ方式と独自のレンズサーボ&手ブレ検出処理の
マッチングで、揺れの速さにかかわらず的確な補正を行ないます。
手持ちでも、美しいフルハイビジョン撮影が可能です。
●1920×1080の画素サイズのフルハイビジョン映像
デジタルハイビジョン放送にも使われる1920×1080の画素サイズで記録する、
フルハイビジョン映像をHDDに長時間録画。
●使い勝手の良いHDD記録方式
重ね撮りの失敗なし。自動的にハードディスクの空き部分から撮影をスタート。
うっかり重ね撮りの心配もありません。
SONYはフルハイビジョン以上のソニー独自の画素配列「倍密センサー」が売り。ハイビジョンに必要な1920× 1080の2倍以上の情報で記録します。
▼ソニー デジタルハイビジョン ハンディカム HDR-CX7
●メモリースティックにハイビジョン映像を記録
●光学式手ブレ補正機能搭載で、手ブレを抑えた映像記録を実現。
●最大610万画素写真記録&460万画素写真同時記録。
▼ソニー デジタルハイビジョン ハンディカム HDR- SR7
●AVCHD方式によるハイビジョン記録
●大容量60GBハードディスク内蔵
●ハードディスクを守る「HDDスマートプロテクション」
●1/2.9型320万画素クリアビッドCMOSセンサー
●最大610万画素写真記録&460万画素写真同時記録
●暗くても写真でもきれいな光学式手ブレ補正
●画面に触って簡単操作「タッチパネル」&2.7型ワイド「クリアフォト液晶プラス」モニター
SONYは2倍以上の情報で記録したからといって、
Panasonicや Victorのフルハイビジョンに比べて
2倍以上きれいに見えるかといえば
そうではありません。
Panasonicや Victorは3CCD
光の3原色、赤、青、緑を専用の
CCDが読み取り影像処理をしますので、
きめ細やかな模様も充実に再現します。
この違いは、ことばで説明するより、
実際家電店で見比べることをお勧めします。
優劣ではなく、好みの問題です。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
3 記録メディアは使用目的で選択。
▼録画時間の HDD、小型軽量のメモリーカード
▼ハイビジョンDVDは、再生プレーヤーがネック。
HDDタイプは、記録媒体内蔵ですからカードやテープの入れ換えが必要ありません。録画時間は
▼SONY HDR-SR8 100ギガタイプ ハイビジョン画質 XPモード
(この機器での最高モード)で13時間30分。
▼SR7 60ギガで8時間 本体の重さ約530g 本体に付属しているバッテリー装着時610g
▼ Victor HD7 60ギガタイプ
フルハイビジョン FHDモード (この機器での最高モード)で約5時間。
▼ SONYメモリースティックタイプの HDR-CX7は 8ギガのメモリースティックを使用して、ハイビジョン画質 XPモード(この機器での最高モード)で1時間。本体の重さ約370g 本体に付属しているバッテリー装着時450g 。
▼ Panasonic SD5 SDカードタイプで本体の重さ約340g 本体に付属しているバッテリー装着時400g 。8ギガのSDHCメモリーカードで HGモード(この機器での最高モード)で約 80分。
※ハイビジョンDVDカメラは、ブルーレイディスクが再生できるプレーヤーが必要なため今のところイチオシからはずれている。
ここまでは、大丈夫ですか?
もう一度おさらいすると
- 1 これから購入するならハイビジョンカメラ。
- 2 Panasonicや Victorはフルハイビジョン規格。
SONYはフルハイビジョン以上のソニー独自の画素配列
「倍密センサー」
美しさの違いは店頭で確認。優劣ではなく、好みの問題。 - 3 長時間連続撮影したいなら HDD、
女性でも楽に扱えるメモリーカードタイプ、
ハイビジョンDVDは、再生プレーヤーがネック。
です。
更に細かいところでは、
SONY
静止画610万画素のデジカメ機能。大判プリントしてもきれい。
付属ソフトがカレンダー表示で撮った影像を管理できる。
付属ソフトは Windows専用。 MACには対応していない。
MACに取り込むことはできる。 MACの編集ソフトを使えば問題ない。
Panasonic
約3秒前からの影像を録画できる機能。
小さくて持ちやすい。
Victor
SONYにくらべて大きめだが、本格的な撮影をしている感がある。
付属のソフトが MACにも対応している。
といったあたりで20分ですね。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「それで君ならどれを買う?」
私はこれまで8mmビデオカメラの時代からSONYを使ってますから
流れで言えば SONY HDR-SR8か 7ですが
画質のこのみで言えば、3 CCDのフルハイビジョンの色が好みなんです。
あとは、店頭での値引きや、欲しいアクセサリーがあるかで選びます。
スキューバーダイビングが趣味ですから、ハイビジョンカメラで 30m防水のハウジングが出たら、そのメーカーを選ぶかもしれません。
コメント