お出かけしないG.Wは、名作をむさぼり、美食の日々を過ごす。
【開高健】
ベトナム戦争、釣り、美食と酒。
日本を代表する美食家文豪と言えばこの人。長い間「かいこう けん」と思っていたら、「かいこう たけし」だったのですね。
『裸の王様』で芥川賞を受賞、新聞社臨時特派員として戦時下のベトナムで、最前線基地を取材中、敵対するゲリラの奇襲攻撃を体験。『輝ける闇』『夏の闇』『花終わる闇(未完)』はこの戦争での凄烈な体験をもとに書かれた、開高健を代表する3部作です。
そのなかでも『夏の闇』は、開高文学の最高傑作(私の中では)。
今年のゴールデンウイークは、久し振りに『夏の闇』でも読み直しながら、彼が好んだ福井県「こばせ」の笹ちまき寿司でもつまむのもいいな。こういう時は、日本酒、ワインがあいそうですが、開高健の小説の中に出てくるワインと言えばロマネコンティだったりするわけで、ちょっと無理。しかし彼が普段の生活で好んで飲んでいたのは、蒸留酒だったといいます。しかも、ウォッカなどアルコール純度が高い奴。まあ、休みの日は、昼間っから、チビチビウォッカをやりながら、開高ワールドを堪能する。これで決まり!
文豪をも魅了した越前の宿「こばせ」の味。海の幸を笹ちまき寿司で。
開高健の常宿だったという福井県「こばせ」の笹ちまき寿司。
■日本海に育まれた新鮮な海の幸を、福井県産のコシヒカリとともに蒸し上げました。鯛・越前かに・海老・ホタルイカなど、全6種。手軽に食べられる一口サイズです!
価格5,000円 (税込 5,250 円) 送料別
●竹籠入り(昆布〆鯛・ズワイカニ・海老・ホタルイカ・越前浜焼き鯖・煮穴子 各35g×各3個)[賞味期間:冷凍保存90日]
次は開高健の、もっとマニアックなグルメ紹介を期待しています。
投稿情報: とりさん | 2007年7 月27日 (金) 09:44