NHK BS1にひき続き、日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」で山下さんの仕事が紹介されることになりました。今回はタレントのダニエルカールさんが紹介します。
■10/7(土)朝 9;30〜 NTV(日テレ)「ぶらり途中下車の旅」
東急世田谷線沿線特集。(東京地区)
■さらに10/15(日)(予定)朝 11:40〜 TBS TV 「お江戸粋いき」
「週末の午後、自分の好きな時間を過ごす時だけかけるメガネ」
メガネをそんな時間軸のなかで感覚的にとらえたことありますか。
これまで自分のメガネに対する要求と言えば、仕事で使う「賢そうにみえるメガネ」と、海外旅行で、なめられないようにかける「怖そうにみえるサングラス」くらい。
細かい暮らしのシチュエーションを設定して、
その時だけかけるメガネを持つなど考えたこともなかった。
なんて優雅なんだろう。
IT時代にもアフタヌーンティータイムを取り、ゆったりとした時間を楽しむイギリス上流階級のようなライフスタイル。今の日本に欠けている大切なもののひとつの様な気がする。
そこで今回は、時間と個性の特別なこだわりをカタチにして、オーダーメイドメガネを制作する眼鏡作家、山下良輔氏を取り上げます。
まずは、上の写真。プロダクト品とは一線を画すアーティスティックなメガネ。カタチそのものからして、メガネ量販店に並ぶそれとは全く違う主張をしていますね。かけるまえから存在感があり、このめがねを今日はかけるんだと思うだけで朝からちょっと気分良くなる感じです。
この感覚、初めてのエルメス・バーキンを持ってお出かけするとき、あるいは初めてVacheron & Constantinの腕時計を買ったときに似た、気分の高揚です。
そして眼鏡をかけた姿を鏡で見たとき自分の期待以上のものだったと、改めて驚かされてます。
さらに、自分のサイズを測り、嗜好を伝え、そこから生まれた自分だけのものなら、かけごこちも、これまで体感したことのないフィット感に包まれることでしょう。
これらの作品を精力的に発表しているのが、眼鏡作家 山下良輔氏。
東京・世田谷の閑静な住宅街の工房で、制作活動が続けられてきました。
2005年はじめての個展を開催を機に、マスメディアに取りあげられ、精力的に個展を開催されています。
江戸金枠「飾り眼鏡」展。
9月7日〜12日に、東京・青山 プロモ・アルテ ギャラリーで開催されました。
9月11日は関係者を招待してオーガニック料理のブッフェスタイルパーティーが開かれ、ボサノヴァデュオ”DAKE & ZONOのライブで盛り上がりました。(写真下は個展でのライヴ風景)
個展のテーマは、江戸の粋な眼鏡文化を彷彿させるものづくり。
「古き江戸文化の感性に学び、未来の新しい眼鏡への発展を目指す」というもの。氏の代表作である「竹」を素材としたフレームなど、アバンギャルドと伝統の調和、実用性を重視した作品が並んでいました。
展示されているめがねについて山下氏に伺いました。
Q.今回の作品のブランドは
1.RYO YAMASHITA Collection(オートクチュールとプレタポルテ)
2.山下眼鏡工房(鉄/竹)
の二つのブランドです。
Q.作品テーマ、素材、価格は?
■写真上、スターリングシルバー製のものはRYO YAMASHITA Collection 。
RYO YAMASHITAの従来からの個展コンセプトに従った、スターリングシルバー製のシリーズはK18などの素材でも制作を受ける事が出来ます。
ご紹介しました二点の銀製の眼鏡は20万円(レンズ別途)となります。
鉄/竹は、レンズ形状を原型とする一般眼鏡制作の手法と異なり、型紙を起こす方法でつくられました。どこか懐かしいムードを漂わせながら、他のどこにもないあたらしいカテゴリーの眼鏡です。フロントは一切のロー付けも施されない、一枚の板から切出されたものであり、捻りの加えられた竹製のテンプルとかしめによって接続されています。気取らない「気取り」のめがねです。価格は18万円(レンズ別途)。
Q.ブランドコンセプトの違いは
個展発表作品はRYO YAMASHITA "のコレクション"というカテゴリーに分けています。
既製品として小売店でも販売しているものです。(一点もので、私の自由な制作を心がけたものです)オートクチュールではないので、気にいったデザインに出会えば、いつでも手にする事が出来ます。
”RYO YAMASHITA”には、その他のカテゴリーとして"オートクチュール"があります。アトリエでご依頼主の採寸からはじめ、唯一のオリジナルデザインの提案によって作られるものです。
一般のフルオーダーメイドは顧客の持ち込むデザインでも承るのですが、オートクチュールの場合、デザインや機能の提案の一切を任せていただき、唯一無二の眼鏡でもっとも顧客の似合いを適えたものになります。
RYO YAMASHITAでは、実用性あるものには違いないのですが(特徴的なカタチなのに、かけ心地、似合いとも抜群によい)、もっと純粋にフレームの美しさを楽しめるよう作りました。
ちょっとしたブランドカバンの価格で、自分だけのオートクチュールメガネを手にする。心と時間の贅沢かもしれません。
取材後、山下氏からメールが届きました。
先日はお忙しい中、個展にご来場いただきまして
ありがとうございました。
(中略)
さて、今個展の様子から制作風景に至るまで、
今回NHKBS1の取材を戴きました。
海外向け番組ですが、日本でも受信が出来ます。
放送予定は9/22(金)朝4:15~4:45の時間内です。
よろしければ是非ご覧になってください。
今後ともご支援のほど、宜しくお願い致します。
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#眼鏡作家 RYO YAMASHITA
眼鏡作家、山下良輔氏への問い合わせ、連絡先は下記の通りです。
眼鏡作家 RYO YAMASHITA/山下眼鏡工房
156-0054 東京都世田谷区桜丘1-3-20
tel:03-3706-2798 fax:03-3706-2805
HP http://www.yamashita-gankyo.jp/contact.html
Mail[email protected]
センスが感じられますが、ちょっと高い!
投稿情報: メガネのバリ | 2006年10 月17日 (火) 22:32
竹のメガネ、ステキです
投稿情報: 通行人 | 2006年10 月17日 (火) 22:31
テレビ見ました!
閑静な住宅街にあるんですね。
投稿情報: ダニエル | 2006年10 月17日 (火) 22:29