★柏木敬太の新スローな旅シリーズ。 魂の贅沢を求めて、バリ島を巡る。
地上最後の楽園は、今日も微笑んでくれるかな。
MZ6600便でロンボク島へ行くため、
ウブド郊外・サヤンテラスを朝5時に出発した。
外はまだ暗闇。
しかし空港へ向かう道路には、たくさんの人が歩いている。
聞いてみると何時間かかけて徒歩出勤する人々だとか。
明かりも持たずに、黙々と歩いていた。
6時には空港へ着きチェックインを済ませ搭乗開始を待つ。
アナウンスが流れバスに乗り込み駐機場まで向かう。
笑い事ではないが、乗り込む飛行機より
バスのほうが大きく見えた。
前から2列目。操縦席が丸見え。
離陸時に、計器盤を一生懸命おさえている副操縦士?が
目に入ってくる。一部がゆるんでいたのだろうか。
隣の席では一心にお祈りする夫婦。
プロペラの「ぶぅーん」という音を聞くと、
遊園地のアトラクションに乗っている感覚に包まれる。
左手にアグン山が見え安定飛行にはいるかと思ったら、
高度を下げはじめた。所要時間30分の飛行機の旅。
タクシーを拾いホテルへ向かう。
朝のロンボクは、市場がにぎわい、トラックの替わりに
チドモ(ポニーのような小さな馬車)が荷物を運んでいた。
20分ほどでホテルへ到着。
早朝ということもあって、ロビーはまだ静寂に包まれたまま。
チェックインのため、スターウッド系列のカードを出す。
「こちらへ」とソファーへ案内され、
ウエルカムドリンクとともに、女性マネージャーがやって来た。
予約したグレードに50US$プラスすると、
スイートルームにアップグレードできるという。
部屋を見てから決めようと、予約した部屋と見比べたら、一目瞭然。
迷わずスイートを選んだ。
ホテルへ向かうときに見た「チドモ」に、乗りたくなった。
ロビーで女性マネージャーに相場を聞く。
近距離なら1000ルピア(15円)もあげれば十分らしい。
さっそくホテル前の道路で待機していたチドモに乗ってみる。
乗り心地うんぬんというより、これも遊園地のアトラクション気分。
下り坂は楽に進み、上り坂は、坂の手前から加速して勢いで登っていく。
しかし、坂を登り切るまでに息を切らして、スローダウン。
無事坂の上まで到着できるか、乗っているこっちも心配になる。
思わず「がんばれ!」とこえをかけてしまう。
のどかな雰囲気が、癒される。
スンギギの町を散策してみる。
メインのラヤ・スンギギ通り、数百メートルの範囲に
レストラン、ツーリストインフォメーション(ツアー取り次ぎ所)、
コンビニ(正確には地元小規模スーパー)、などが並んでいる。
ロンボク島の両替屋は、田舎のよろずやのような雰囲気。
カウンターは使い古した立ち飲み屋のテーブル風。
おばさんの後ろには家族の部屋が丸見えで、子供が走り回っている。
ごまかしとか、イカサマとか縁遠い雰囲気で、
バリ島と同じレートで交換できた。
ツーリストインフォメーションの案内に、
コモド島行きのクルーズプランを見つけた。
帆船を一隻貸し切り、クルー、コック、食料込み、1週間。
ダイビング用のタンクもレンタルできるし、ガイドを雇うこともできる。
チャータークルーズの響きがいい。
クルージングしながらマグロを釣り、その場で刺身にして食べる。
好きなポイントでダイビング、コモド島で野生のコモドドラゴンと遭遇、
料金は、船の大きさやクルーの数でかなりの幅があるが、
10万円くらいでもチャーターできると
インフォメーションのオヤジはいうが、
複数の店をあたり、船をみて、決めたほうがいい。
コックの腕前を事前にチェックして選んでおかないと、
クルーズ、中悲しい思いをする。
バリ島に比べればすべてがのどかで、やわらかいロンボク島スンギギ。
ほんとうにのんびりしたのなら、バリ島よりおすすめ。
あいるめのさん
こんにちは。
スンギギからギリテラワンガンまで、乗り合いのボートと、貸し切りのボートがあります。
貸し切りでも1日40$〜(値切り可です)
好きな時間に出せます。
乗り合いボートは、人数が揃うまで出航しません。ボート乗り場周辺は、物売りの売り込みが激しいです。島には蚊取り線香がないからと高値で売りつけられたりします。蚊取り線香が必要なら宿で分けてもらえます。
投稿情報: 柏木敬太 | 2007年2 月 1日 (木) 15:33
スンギギからギリ島へいく方法は?
投稿情報: あいるめの | 2007年2 月 1日 (木) 15:29