★柏木敬太の新スローな旅シリーズ。 魂の贅沢を求めて、バリ島を巡る。
地上最後の楽園は、今日も微笑んでくれるかな。
サヌールのベモは初心者でもなんとかなる。
街を歩いていると「ピピッ」とクラクションを鳴らしながら近づいてくる
バリ・ローカルの足、乗り合いミニバス、ベモ。
乗ってみたいが、どこへ行くかわからないし、ぼられそうな気がするし。
ちょっと怖いという日本人観光客は多い。
しかしベモは、乗りこなせばチープで便利な足。
決まったバス停がなく、どこででも乗ることができて、どこででも降りることができる。
バリの「ボロで素晴らしい乗り物、ベモ」をマスターしよう!
ただし、エアコンなんてついていないから短距離向き。
たまに強者や過酷な旅が好きな人がベモでバリ島1周計画なんてことを考える人もいたけど。
ベモデビューするなら、サヌールがおすすめです。
理由1 ルートがわかりやすい。
理由2 本数が多い
理由3 クタのような渋滞がないので、便利。
ベモの乗り方はガイドブックに書いてあるが、たまに「え〜」と疑問に感じることが多い。
ここでは、数あるベモの乗り方指南書のなかから、一番使い勝手のよかった
「エミコ式ベモ乗り(balinoe)」を紹介します。
★ベモマスターへの道
●サヌール内だけの移動なら、ルートを気にすることはありません。
メインロードを往復しているシャトルバスと考えればいいのです。
●メインロード内だけなら緑や青のボディーカラーを気にする必要はありません。
行きたい方向を向いて走っているベモに乗ればいいです。
日中は毎分のように行き来しています。どこでも乗りたい場所で、
地面に平行にあげます(日本のタクシーのように手を上にはあげない)。
止まったら、無言で乗ります。
●このときに料金などたずねるのはもってのほかです。
運転手が行き先等聞いてきても、「ナンティカシタウ(あとで教える)」とだけ言います。
●車窓から目的地を発見したら「ストップパッ」と声をかけます。「パッ」は男性に対する敬称です。
●止まったら無言で降りて、窓越しに無言で2000ルピア払います。
1〜2分乗っただけのときは1000ルピアでもいいでしょう。複数人の場合はまとめて払います。
●これで、ぼられることなく快適にベモで自由自在に行動出来ます。
でも、運転手さんの生活は楽ではありません。
ツーリストなら、ちょっと多めに払って
あげてもいい。
ただし5000ルピア以上払うならタクシーに乗るのと変わらないので注意。
それから無防備に乗っているとスリ被害に遭うことも。
特に多いのがおじさんのウエストポーチむき出しスタイルと、
カバン全開お財布丸見えおねーさん。
カバンの中身が見えることはパンツが見えるくらい恥ずかしくて危険なことと思ってください。
サヌール以外のベモ
・ ウブド:ルートと色を前もって宿で確認して乗りましょう。
一度ベモでテガラランのライステラスへ行ったとき、特別ルート代としてプラス3万ルピア要求されました。
・ デンパサール:これまで3回乗って3回ともぼられそうになった。
ジャランガシャマダからマタハリデパートまで2万ルピアと言い出したので、
ベモを停めさせ2000ルピア払い進行方向と逆へ走って逃げました。
2万あったらタクシーに乗ります。
・ クタ:怖いもの見たさに乗る以外は、タクシーがおすすめ。
たまに正直ドライバーもいるけど、めんどうな輩が多い。
・ 中遠距離ベモ:サヌールからデンパサールまで本来なら3000ルピアで行けるはずだが、日本人観光客で行けた人を聞いたことがない。
途中で、「デンパサールまでは行かない」「貸し切りだから5万ルピア」などと言い出す。
・ ベモステーションに同じ目的地に行く地元人(バリ人でもよそ者はぼられる)を見つけ、
一緒に行ってくれる話がつけられるくらいの語学が出来る人ならいいが、
それ以外はバスやタクシーがおすすめ。
いままで、怖くて乗れませんでした。こんどバリへ行ったら乗ってみようと思います。
投稿情報: ななし | 2006年11 月22日 (水) 20:56