★旅の流儀。観音寺 司のビバ!イタリア! 3
旅には、人それぞれの流儀(スタイル)がある。
「自分はどう楽しみたいか」をはっきり持てば、どんなスタイルでも旅を満喫することができる!
ご紹介するのは、ゼロから自分で手配することで、予算はツアー並、ゴージャス感は「セレブ風」の雰囲気を味わう、賢いツーリストプラン。
そんな夢のようなプランを実現させるには何をしたらいのか、筆者の体験をご紹介していきます。旅のお供は、楽園を求めて世界中を旅するパーペチュアルトラベラー「観音寺 司」です。どうぞ、よろしく。
初めてのイタリアで、美術館めぐりははずせない。
美術館予約
バチカン美術館のシスティーナ礼拝堂、
ウフィッツ美術館、
サンタマリアデレグラッツェ教会(最後の晩餐)
世界遺産(TBS系列)の美しいハイヴィジョン影像を見ていると、どうしてもその場に立ってみたくなります。影像が美しくなればなるほど本物を見たい衝動が膨らんでいくのが自分でも意外でした。
「予約」を入れる。「めんどうくささ」と「費用」は反比例します。
一番簡単なのは、日本の旅行代理店、クレジットカード会社のトラベルデスクで予約をいれてもらうことです。
JCB海外とっておき予約サービス:
https://plaza.jcb.co.jp/travel/special_yoyaku/yoyaku/plz_y_list.php
・サンタマリア・デ・レ・グラッッェ教会の最後の晩餐
・ボルゲーゼ美術館
・ネロの黄金宮殿
・バルベリーニ国立絵画館
・ウフィツィ美術館
・パラティーナ美術館
・バルジェッロ博物館
・アカデミア美術館
・メディチ家礼拝堂
・サンマルコ美術館
・フェラガモ博物館
日本語で希望日と人数などを伝えるだけで数日後に返事が届きます。この場合1チケットまたは1手配につき数千円という手数料を支払うことになりますが、楽です。また、まとめてたくさんの美術館の予約を一度に出来るという利点があります。ただしここまで楽な方法を選びたい人は個人手配で旅行するよりツアーに参加するほいうが、更に楽と言えるでしょう。
次に、楽といえば日本語対応現地予約代行会社へ依頼。
会社といってもイタリア在住日本人がネットで代行しますと書いた個人手配から、現地旅行代理店の予約サイトの日本語表示版。ネットやFAXで希望日を依頼して予約してもらうわけですが、例えば、ウフィツィ美術館の場合だと各館入場料のほかに、1人あたり Reservation fee と On line booking の手数料がかかります。
ウフィツィ他フィレンツェの美術館予約サイト
「ウィークエンド・ア・フィレンツェ」
http://www.weekendafirenze.com/
・ウフィツィ美術館
・アカデミア美術館
・パラティーナ美術館
・ヴァザーリの回廊
・サンマルコ美術館
・バルジェッロ博物館
・メディチ家礼拝堂
・現代美術館
・考古学博物館
の予約ができます。ここで注目したいのは「ヴァザーリの回廊」。私が行ったときには夏の公開がなく、また予約するにもまとまった人数でないと個人予約できないなどハードルが高いところのひとつでしたが、代行業者を通せば、簡単に予約が入れられるのが、最大の長所だと言えますね。
そして、一番確実で一番安く、その場で答えが返ってくるのが「ダイレクトに電話予約」
しかしガイドブックには予約電話もなかなかつながらないと書いてあるし、もちろんイタリア語は話せません。下手な英語で挑戦してみました。時差に注意して電話します。
ミラノ サンタマリア・ デレ・グラツィエ教会 (最後の晩餐)
外国からの場合:39-02-89421146
最初5月に電話したら8月の予約は6月からと言われたので再度6月にかけなおすことに。電話は3分ほどでつながりました。
最初に自動音声が流れます。英語だったら「2」をプッシュ。次に,最後の晩餐(Cenacolo Vinciano)の説明を聞きたい場合は「1」
開館時間等の説明を聞いた後予約する場合は「5」
「5」を押したあとはここからは,つながるまでひたすら待ちます。
オペレーターから「Buon giorno!」というあいさつされ、名前を告げられます。
こちらも「Buon giorno!」。『 Can you speak English?』と確認して、予約したい日にち、時間、人数を伝えます。
毎日予約受付で慣れているようなので下手な英語でも聞き取ってくれました。
最大の山場だった サンタマリア・ デレ・グラツィエ教会 (最後の晩餐)が予約できたので、ついでにフィレンツェ ウフィッツィ美術館へも電話してみました。
TEL:055-294883
FAX.055-2478232
こちらは、ほとんど待ち時間もなく簡単につながりあっというまに予約できました。予約番号をもらい、見学時間の30分前までに窓口3番で
支払うように言われた。
直接電話予約は噂ほど、難しくなく「日にち」「時間」「人数」さえ言えばなんとかなるようです。
電話代はIP PHONEなので、昔の市外電話料金に近い感覚でした。
見たいものは沢山あるけど、あまり予約に縛られて、行動するのもいやだし、数たくさん見ていたら、そのうちなんだか、わからなくなる気がして、絞り込んでこの2つ。
予約なしでは・・・。
最近行った人の話しでは「最後の晩餐」は、ダビンチコードのヒットで更に入場希望者が増え、半日キャンセル待ちしたがだめだったとの報告がありました。
フィレンツェ ウフィッツィ美術館は、朝から当日入場は長蛇の列。ここまで並ぶなら、どんなことをしてでも予約すべきです。よく閉館30分前に言ったらすぐ入れたというブログを見かけますが、 ウフィッツィ美術館は最低3時間ないと楽しめません。
フィレンツェ アカデミア美術館のダビデ像は60分待ちの表示が。
▼バチカン美術館
ここも早朝から行列することで有名な美術館でした。しかし最近旅行代理店枠というものが明確になり、代理店経由だと別の列から入場できるようになりました。以前の代理店枠より、はるかにスムーズに入場できています。
直接並ぶなら1時間前までがギリでしょう。
いよいよ出発の日。
個人手配で計画すると、出来てあたりまえのことでも嬉しくなります。予約通りCクラス 1A1C2C(2Aはブロック)
出国手続きを終え、妻の免税店巡りにつきあったあとは、搭乗開始までサクララウンジで待ちます。ラウンジに入れば、後は搭乗案内を待つだけ。ここで生ビールを1口飲んだ瞬間から私の旅行スタートします。
ふと、前のシートでくつろぐ小柄な肉付きのいい女性がなんとなく気になりチラミしてみると、関西では有名な女性お笑いコンビのひとりでした。
とても声が高いことで有名な女性と小太りの女性のあのコンビです。
ヒント:(TEL)
どこ行くのだろう?と思っていたら
ローマのイミグレージョンで自分の前に立っているではありませんか。
しかも帽子とマスクで。でもあなた、体型でバレバレですから。
無事イタリアへ入国。
そして、予約通り出口で私の名前を書いたボードを持つ男性を発見。念のためどこの宿のピックアップなのか確認してその男性についてきました。イタリアではわかりませんが、人の名前を勝手に書き写した白タクの客引きがいることもあります。
初めての国。用心するに越したことはありません。
パーキングロットまでいくと、そこにはドイツの高級車が!
自分が予約したのはもっと安いレートのハイヤーだったはずですが、仕方ありません。せっかくの旅行。高級車の後部座席に座りローマの町を観光しようじゃありませんか。
空港を出るといきなり阪神高速空港線と同じ2車線の高速道路。米国と違って道幅が狭いハイウェイです。20分ほどまるでカーチェイスのようなイタリア流高速ドライブを楽しみ市内へ。
緑に覆われた古代都市。少し走るとコロッセオ、そして坂を上りまた下る。とぎれることのない古代遺跡と緑。
この風景がローマで一番印象に残る風景となりました。20分ほどで、テルミニ駅近くにある今晩の宿を経営するレストランに到着。
宿のオーナー 「TOMOKOさん」
レストランと宿を経営するのは日本人 TOMOKOさん。まずハイヤー代の精算。
「えっといくらで予約されました?」
「35ユーロです」
「ああ、そうですよね。でもあのクルマ45ユーロだから残りは私が・・・」
と、私は35ユーロ渡して、彼女はドライバーに45ユーロ払う。
・・・。損してるじゃん。
追加の10ユーロ払いますよと言っても「良いのよ」と笑って返された。
店のスタッフに宿まで案内してもらう。リストランテから徒歩1分。
古い建物の鉄トビラを大きな鍵で開ける。
そこには白黒映画に出てくる手動で格子状のトビラを開けて乗り込むエレベーターが、あった。
上も下も目の前も完全シースルー。否応なしにもワクワク感が高まる。
案内された部屋は天井が高くコーナーにあるため2面採光。
テルミニ駅から徒歩 4分程度の好立地。
窓を開ければ、クルマのノイズがうるさいが、これで3人135ユーロ。相場より安と思う。イタリア初日から、まずますのスタートとなった。
宿手配のハイヤーなら道に迷うことも、道がわからないふりをされることもないだろうと思い、初日の宿は、
1.日本語が通じる。
2.空港へのハイヤーサービスがある、
3.テルミニ駅に近いと言う理由から、選んだのだが、予想以上に良い感触を得られた。
その他の、日本語で予約できるハイヤーサービス
JCB海外とっておき予約サービス
https://plaza.jcb.co.jp/travel/special_yoyaku/yoyaku/plz_y_prt.php?sMenu=O&sEriaCd=9&sEria=ROM&cd=36&sMenu2=all
ローマ/空港お迎えサービス
ローマ/空港→市内間送迎サービス
ローマのフィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)からローマ市内のホテルまでお送りします。
1台あたりのチャーター料金なのでお得で安心です。
セダン車1台料金(3人・スーツケース2個まで):EUR48
ミニバン1台料金(6人・スーツケース3個まで):EUR65
明日は、朝一番でバチカン美術館へ向かう。
(料金は旅行当時のものです。最新情報は直接お確かめください)